12月指導部だより

練習を全然していないのに防具のセットを購入されたと
ご本人はおっしゃっていますが、陰で沢山稽古されている
秋元良友先生が12月を担当してくださいます。

「より有意義な稽古を求めて」
今回は難しい話になりますが、
例を挙げながら2つお伝えしたいことがあります。
小学生の子供たちはお父さんお母さんに教えてもらいましょう。


①「手段が目的にならないようにする」
A君は振りを鋭くするため毎日100本連続で
素振りをすることを日課としました。
初めは頑張りました。
ところが一週間経ったころには
「一日合計で100本振ればいいや!」と考えが変わってしまいました。
時間を分けて10本(1セット)×10回になり、
しまいには、おやつを食べながら行う始末です。
結局、1か月振ることはしましたが、
初めと全然変わっていないことに気付きました。
100本を振るという手段が目的となってしまった途端、
全く意味のなさない結果になってしまいました。


さて、これを皆さんの稽古に当てはめてみましょう。
試合で勝てるようになるため、先生に稽古をつけてもらいアドバイスを頂く。
これが本来の目的と手段だと思います。
皆さん決まった先生のところに稽古をお願いしに行くこと
自体が目的となってしまっていませんか?
特定の先生の所へ行けば目的達成となってしまうのですから
これだと先生のアドバイスが上の空というのは自然の流れです。
同じことを何度も注意されていませんか?
結局、前と全然変わっていないということはありませんか?


②「自分の言葉に置き換えて理解をする」
難しい言い方をすると読解力をつけるという事です。
先生の言っている事を聞くことと理解するという事は違います。
言われた事が自分の中でピンときていなければ、
それは分かっていません。
ピンときていれば、次の稽古の時に何をしなければ
ならないか分かるはずです。
それが出来ていないまま、また同じ先生のところに
稽古をお願いしに行けばどうなるでしょうか?


私の最近の話になりますが、
先日高校の先生方の稽古会に参加させて頂き、
8段(剣道界の最高位/合格率1%前後)のある先生に
稽古をつけて頂きました。
そこでこの先生から「君は腹がすわった剣道をしないと伸びない」
とアドバイスを頂きました。
しかし正直全然ピンときませんでした。
ただ、このピンと来てない状態のまま
またこの先生に稽古をお願いしたら、
同じことを言われるのは明白です。
ここで私はこのアドバイスについて次のように
自分の言葉に置き換えてみました。


「スピードに頼った当てる剣道をやめなさい」
(この内容も少し分かりにくいのですが)


こう解釈したら、次は何をすれば良いのか
少し分かった気がしました。
実際、先生の本当に伝えたいことと
私の解釈が同じかは分かりませんが、次稽古をする機会があれば
少なくとも前から何かしら変わっていることは伝わると思います。
強くなるために稽古をするわけですが、
先生からの指導だけで伸びるのには限界があります。
そこからもう一つも二つもステップアップしていくためには、
「自分で考える」ことが必要です。
一度自分の稽古について振り返って考えてみましょう。
先生も皆さんもお互い有意義な稽古が出来て、
それが皆さんの実力アップにつながっていけば嬉しいです。

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