指導部だより 8月

今月の指導部便りは西山寛先生です。
今回は基本の重要性についてお話ししたいと思います。


私は基本組の担当として指導をさせていただいておりますし、
当然、面を付けている子供達も指導させていただいております。
そんな中で率直に感じることは、「基本組の頃は正しく出
来ていたのに、試合に出るようになったら、
めちゃくちゃになっちゃったな 」 . . . . という子供が
少なからずいるなということです。

先日、今後の指導に活かすべく、子供達の課題 、直すべきクセ……
を一覧表にしてみたところ、以下の課題が多かったです。


● 正しく竹刀を握れていない (絞れていない)
● 斜 (ななめ ) に構えている
● 打突時に左拳が上がっている
● 刃筋が立っていない
● 間合いをはかれていない


意外かもしれませんが、これらの課題、クセは基本組ではなく、
面付け組に多く見られます。 このような基本的なことを
修正せずに勝った負けたで一喜一憂していては、
いずれ伸び悩み、試合も勝てなくなりますし、
剣道としての熟練度も上がりません。
日常の稽古で指導していることですが、
やはり体力づくりや戦術指導のほうに偏っている気もします。


これからは指導部としても、
この辺りをよく考えて指導していきたいと思います。

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