勝ちに招かれる

1月指導部だより 佐藤 友昭 先生


令和 6 年、新しい年を元気に迎えられたことと思います。
新年に立てた計画や目標に向かって、龍のように登って行く一年にしたいですね。
振り返ると、ここ数年のコロナ自粛が収まってきて、去年あたりから
錬成会や試合が増えて来ました。 今年はもっと増えると思いますので、
今まで以上に「試合に勝ちたい。」という思いで稽古することが 多くなりそうです。


剣道の修行の目的は「勝つこと」が 1 番に来るわけではありませんが、大勢の方たちが力を合わせて 君たちのために用意してくれた「試合」という場では、川島実先生の教えの通り「やるからには勝つ」 という気持ちを持って、「勝利」を求めて行くことはとても大切です。 これから続く長い剣の道で、本気で試合の勝利を求めることができる時間はほんのわずかです。ですから 先生たちがみんなに伝えてくれたアドバイスはしっかり聞いて欲しいと思います。先生たちからのアドバイ スは、君たち自身に注意して欲しいことであり、君たち自身が実行して行くものです。 「教えてもらったからもう大丈夫」と、アドバイスをもらっただけなのにそれだけで満足していてはいけま せんよ。君たちに「こうして欲しい。」というところを先生は直すことができません。自分しかでできない ことです。繰り返しますが、アドバイスを実行するのは君たち自身です。 これからますます寒くなりますが、今年も厳しい稽古を乗り越えて、勝利を勝ち取る努力を続けて欲しいと 思います。


勝利を手に入れることで、もう一つ大切なことをお話しさせてください。

それは「勝ちに招かれること」。


勝利に招かれるためには一生懸命稽古することが 1 番大切ですが、稽古だけでは手に入れることができない ものも必要となってきます。
「大きな声でのあいさつや返事」、
「ずるいことを考えない、やらない」、
「良いと思ったことはなんでも 実行する」など、
真面目に稽古する以前の、誰でもできることをおこなうことで「勝利への招き」を
手に入れることができます。招かれた選手は構えたその姿から自身があふれ出し、
「この選手こそ勝ちにふさわし い」という雰囲気を周りの人に感じさせるでしょう。
「一生懸命の稽古」と、「勝ちに招かれるためのしっかりとした生活」の両方を
今年一年、是非がんばって ください。


この文章を書いている最中に、悲しいお知らせを受け取りました。大変お世話になった高野先生がお亡く なりになりました。私が福住剣友会にお世話になり始めた 50 年前から厳しく厳しく、ときどき優しく鍛え て頂いた先生です。大人になってから困り事があって高野先生に相談すると、何もできていないまったくダ メな私にいつも少ない言葉で励まして下さいました。心配事があったときにこの言葉を思い出して欲しいと 思い、高野先生から頂いた言葉をみんなにも送りたいと思います。
「大丈夫、心配するな。ちゃんとできてるよ。これからもちゃんとできるさ、心配いらないよ。」 高野先生、今までありがとうございました。ゆっくりお休みください。

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