考えて稽古をしていますか?

指導部だより(2022年9月号)ギブソン・スチュアート先生

こんにちは!残暑は厳しいですが、元気に過ごしていますか?
まだ、熱中症の恐れもあるので気を付けましょう。お腹が痛い、気持ち悪い、頭が痛い、等は、熱中症の症状ですが、実は関節が痛いのもそうです。稽古中にそのような症状が出たら、早めに先生に言ってください。

さて、私は昔聞いた話を皆さんにシェアしたいです。イギリスで私の師匠だったサルマン先生から聞いた話です。

彼が若い時、ある警察の先生と仲良くなって、警察の特錬と稽古を何回もしました。ある日、特錬のトップの先生が若手選手にかなり怒って、「先生に任せてばかりいると勝てない!」と怒鳴ったそうです。

それは、自分で工夫せず、先生に言われるまで何も考えずに稽古をしているという意味でした。

君達はいかがでしょうか? 先生に言われなくても、自分の弱点を考えていますか? 一度注意されたことを再度言われなくても意識して稽古していますか? 

私は、3ヶ月前に七段の審査を合格しました。自分の剣道の課題がまだいくつもあります。君達も積極的に自分の課題と向き合って稽古してください。

声が小さいとか、右手に力が入っているとか、未だに言われている人が多いです。直さないと、試合中、注意されたところが出てしまい、せっかく打っても一本にならないことになるでしょう。

心当たりがある人は、稽古に行く前に直したい所を一つだけでも選んで、「今日はこれを絶対に言われない」と意識して強い気持ちで稽古をしてみて下さい。そして、直したい弱点はわかるけど、直し方がわからない人は誰でもいいので先生に聞いてみて下さい。きっといいアドバイスが頂けると思います。

私は道場でも言っていますが、自分の竹刀を振るのは自分です。どんなに先生に言われても、やるのは自分です。もう少し意識して、同じ注意をされないように頑張りましょう!

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